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伊藤あおいの試合予定と結果は
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伊藤あおいの相手はオスタペンコ

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伊藤あおいがカタール・トータルエナジー・オープンの予選2試合を勝ち抜き、見事WTA1000で初めてとなる本戦出場を決めた。

予選1回戦は世界ランク94位のA・ボンダル(ハンガリー)を4-6、6-3、6-3のフルセットの末、逆転勝利。予選決勝は世界70位のV. グラチェヴァ(フランス)を6-2、6-4のストレートで下した。

格上に2連勝し、現在の120位(2025年2月10日付)からのさらなるランクアップが期待されるが、本戦1回戦ではさらなる強敵に挑むことになる。それが世界37位のエレナ・オスタペンコ(27歳=ラトビア)だ。

キャリアハイ5位(2018年3月)、シングルスタイトル8個、ダブルスタイトル9個。2016年から8年以上にわたって世界50位内を守るバリバリの一線級。何より2017年、ノーシードから全仏オープン決勝に進み、そのまま優勝を果たした、元グランドスラム女王である。

オスタペンコのグランドスラム成績 8強以上
全豪オープン全仏オープンウィンブルドン全米オープン
2023年2017年2024年2023年
ベスト8優勝ベスト8ベスト8
2018年
ベスト4
2017年
ベスト8

オスタペンコのグランドスラム成績を見ると、すべてでベスト8以上をマーク。準々決勝以上に6度も進出している。長年にわたって安定した成績を残していることが分かる。

▶全豪オープンさまの動画です

▶全米オープン公式さまの動画です

2023年全米女王のココ・ガウフ(米国)、グランドスラム5回優勝のイガ・シフィオンテク(ポーランド)をもってしても止められない、オスタペンコのフォア、バックの強烈なストローク。まさにどこからでもウィナーがとれる。

2020年全仏オープンでの、フォアの最高球速は127 キロに達し、スピン量も3453 rpmと、ラファエル・ナダルに匹敵する多さ、バックハンドの最速122 キロは、男子最速のドミニク・ティエムに匹敵する速さだったとのデータもある。

伊藤にとっては、文字通り、かつて対戦したことのないようなパワーヒッターと対峙することになるだろう。

ちなみに伊藤が憧れ、プレースタイルをまねているというシェ・シュウェイ(台湾)とオスタペンコは過去3度対戦。「魔術師」シュウェイが2勝1敗と勝ち越している。

2016年全豪オープンでは6-3、5-7、6-1でシュウェイが勝利。2019年ウィンブルドンでは6-2、6-2でシュウェイが勝利。2021年インディアンウェルズではオスタペンコが6-3、6-0の勝利だ。

世界最強クラスのストロークに、従来以上のアグレッシブさを見せつつある伊藤がどこまで対抗できるのか。日本版シュウェイが世界と、どこまで戦えるのか本当に本当に楽しみな、第1ラウンドとなる。

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テニスうどん
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駆け出しブロガー
スポーツ紙勤務30年で退職した元野球記者、データコラムニスト
大学時代は関西1部リーグ庭球部所属もボーラー、ベンチコーチの方が多かった
数字でテニスを深堀り!時々ただの観戦記。わかりやすくテニスの魅力が伝わればと
ATP、WTAの公式データを参考にさせていただいています。
U-NEXT、WTAのテニス配信も利用させていただいています。
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