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錦織対ズベレフ 過去の成績は?

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9月に行われるデビスカップのファイナル予選2回戦の日本の相手はドイツに決まった。メンバーも決まっていない中、少し気が早いが、ワクワクが止まらないので、日本の勝機を探る意味でも、錦織対アレクサンダー・ズベレフ(27歳=ドイツ)との過去の対戦を見てみることにした。

2017年8月5日 ATP500 シティ・オープン 準決勝(ハード)
[2] 錦織 圭 (9位) 
[5] アレクサンダー・ズベレフ (8位) 

2018年4月21日 ATP1000 モンテカルロ・マスターズ 準決勝(クレー)
錦織 圭 (36位)
[3] アレクサンダー・ズベレフ (4位)

▶Tennis TVさまの動画です

2018年8月4日 ATP500 シティ・オープン 準々決勝(ハード)
[7] 錦織 圭 (20位)
[1] アレクサンダー・ズベレフ (3位)

2021年5月5日 ATP1000 マドリード・オープン 2回戦(クレー)
錦織 圭(43位) 
[5] アレクサンダー・ズベレフ(6位) 

2021年5月13日 ATP1000 BNLイタリア国際 3回戦 (クレー)
錦織 圭 (45位)
[6] アレクサンダー・ズベレフ (6位)

2021年6月6日 グランドスラム 全仏オープン 4回戦 (クレー)
錦織 圭 (49位)
[6] アレクサンダー・ズベレフ (6位)

▶全仏オープン公式さまの動画です

2018年のモンテカルロで錦織が勝ち1勝1敗とした後は4連敗。得意のフルセットマッチでも逆転負けで2連敗。直近の2021年全仏オープンではストレートの完敗だった。

錦織のファーストサービスも叩かれ、ファーストが入ってのポイント獲得率はわずか40%しかなかった。

やはり戦績だけを見ると、かなり苦しいと言わざるを得ない。それでもスタッツを見比べて、一つだけ明るい兆しを見つけた。それが錦織のリターンスタッツの向上だ。

2017年の初対戦時、ズブレフがファーストサーブを入れた時、錦織のリターンのポイント獲得率はわずか6%。ズベレフから見たファーストイン時のポイント獲得率は94%と手も足も出ない状況だった。

だが、不思議なことに、そこから対戦を重ねるごとに錦織のリターンポインツウォンは上昇している。ズベレフがより世界ランクの順位を上げていってるにもかかわらずだ。

2021年の短期間で3度も顔合わせしたことも影響しているのか。錦織の予測、経験がなせる技か。

実は最後の対戦時ではズベレフのファーストイン時に32%もポイントを獲得している。これは錦織のキャリア平均をも上回る数字だ。

一方でズベレフのセカンドサーブ時にわずか32%しかポイントを奪えず、スコアの上では完敗となった。

セカンド時のリターンポイント確率には波があり、2018年2度目の対戦の勝利時には64%を獲得している。これこそが勝因だった。

ズベレフから見たファーストサービスのイン確率は

①70%②49%③75%④65%⑤59%⑥71%。

※丸数字は対戦試合数

定石通り70%を超えてくると、錦織にはかなり苦しい展開になる。だが、それを下回るような、プレッシャーをかけ続ければ、世界屈指のリターナーが勝る可能性はある。

おそらく、かって知ったる有明が舞台、そして、前回同様、日本の大応援を背に受ければ。。。

当然ながらファースト確率が50%を切った試合は錦織が勝ちきっている。

逆に見た、錦織のセカンドサービス時のポイント獲得率は

①48%②67%③50%④38%⑤46%⑥49%。

錦織のキャリア平均は53%と従来高い。しかしながら、勝利時に見せた驚異の67%を除けば、いずれもかなり下回る悪い数字。全仏時のように、リターンから攻め込まれれば、苦しい。だが、当時はサービスに苦しんでいた時期でもあり、アンツーカーではなく、ハードコートとなれば、状況も違うはずだ。

ズベレフのファーストイン時に30%超えのリターンポイント獲得率、セカンド時は50%を超える獲得率。

そして自らはファーストの確率を上げ、攻撃を許さないセカンドサーブでポイント確率50%を超える。

3つの条件がそろう時、日本が歓喜に包まれる。

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テニスうどん
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駆け出しブロガー
スポーツ紙勤務30年で退職した元野球記者、データコラムニスト
大学時代は関西1部リーグ庭球部所属もボーラー、ベンチコーチの方が多かった
数字でテニスを深堀り!時々ただの観戦記。わかりやすくテニスの魅力が伝わればと
ATP、WTAの公式データを参考にさせていただいています。
U-NEXT、WTAのテニス配信も利用させていただいています。
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