デ杯2026 日本の相手オーストリアメンバーは?
世界12位国と対戦
2026年の男子国別対抗戦「デビスカップ」予選1回戦の組み合わせ抽選が11月23日、イタリアのボローニャで行われ、日本は第11シードのオーストリアと対戦することが決まった。
国別ランクを見ると、オーストリアは12位、日本は23位。
ホーム開催権を得た日本が2月6、7日か7、8日のどちらかの日程で、この強豪を迎え撃つ。
1905年の初出場。1990年には準決勝にまで進んだ伝統国で、元世界8位ユルゲン・メルツァー・キャプテン(44歳)が率いる。
シングルス要員には、勢いのある20代の若手が揃い、ダブルスも非常に強い。
日本にとっては、厄介な相手になるのは間違いない。
大会概要
デビスカップ予選1回戦「Davis Cup Qualifier 1st Round」「日本 / オーストリア」
開催日時 場所
2026年2月6日(金)、7日(土)または7日(土)、8日(日)=ホーム国の日本が後日決定、場所:日本=詳細は後日
▶「oetvofficial」インスタグラムより オーストリア代表
日本代表は? ランキング上位者
両国ともメンバー発表は年明け1月以降になるだろうが、
日本の前回2025年9月予選2回戦ドイツ戦のメンバーは、シングルス望月、西岡、坂本、ダブルス綿貫&柚木だった。
錦織は招集されたが、故障のため辞退し、坂本がメンバー入りした。坂本は0-3の勝負が決まった後のシングルスに登場。ジャスティン・エンゲルと対戦(ファイナルスーパータイブレークで敗戦)し、代表デビューも果たしている。
錦織はまだまだ精神的支柱として大切な存在だが、年齢、フィジカル面を考えれば国別対抗戦出場の負担は大きい。今後に期待の坂本を、継続起用すると考えた方が自然の流れだろう。
前回ドイツ戦とほぼ同じようなメンバー構成と予想される。
ダブルスは柚木&綿貫がもちろん濃厚だが、今後を見据え、柚木&坂本なども検討されるかもしれない。
| 日本ランク上位者 | 年齢 | シングルス ランク | ダブルス ランク |
| ★望月 慎太郎 Shintaro Mochizuki | 22 | 93 | 449 |
| ★西岡 良仁 Yoshihito Nishioka | 30 | 111 | ー |
| 島袋 将 Sho Shimabukuro | 28 | 146 | 653 |
| 錦織 圭 Kei Nishikori | 35 | 157 | ー |
| ★坂本 怜 Rei Sakamoto | 19 | 159 | 876 |
| ★綿貫 陽介 Yosuke Watanuki | 27 | 160 | 894 |
| ★柚木 武 Takeru Yuzuki | 27 | 1424 | 91 |
| ※2025年11月24日付け、名前リンク先=ATP選手紹介、★=前回メンバー | |||
オーストリア代表は?ランク上位者
2025年予選2回戦で敗退した日本に対して、オーストリアは、11月に行われた「ファイナル8」に進出。その初戦となる、準々決勝では、3連覇することになるイタリアに0-2で敗れた。
「ファイナル8」の出場権をかけて戦った予選1回戦ではフィンランドに4-0。予選2回戦ではハンガリーに3-2で勝利。
シングルスはミソリッチ、ロディオノフ、ノーマイヤー。ダブルスはミードラー&エアラー。
2024年2月のアイルランド戦以降、引退したドミニク・ティエムを欠くようになってからは、この5人が不動のメンバーとなっている。
元世界37位のオフナーは右手首と両かかとの故障からの復帰過程にあり、招集に応じるのは厳しいか。
アクシデントがなければ、日本戦もこの5選手を中心とした布陣と見られる。
注目は日本の坂本と同じ2006年生まれで19歳のヨエル・シュヴェルツラーが招集されるかどうか。チャレンジャー優勝1度、準優勝1度で現在オーストリア5番手となる256位にまで順位を上げてきている。ちなみに2023年の世界スーパージュニアでは坂本を準々決勝で5-7,7-6,6-3で破り、そのまま優勝している。
| オーストリアR上位者 | 年齢 | シングルス ランク | ダブルス ランク |
| ★フィリップ・ミソリッチ Filip Misolic | 24 | 79 | 1109 |
| セバスチャン・オフナー Sebastian Ofner | 29 | 134 | 530 |
| ★ユリイ・ロディオノフ Jurij Rodionov | 26 | 177 | 270 |
| ★ルーカス・ノイマイヤー Lukas Neumayer | 23 | 222 | 647 |
| ヨエル・シュヴェルツラー Joel Schwaerzler | 19 | 256 | 228 |
| ★ルーカス・ミードラー Lucas Miedler | 29 | 1508 | 23 |
| ★アレクサンダー・エアラー Alexander Erler | 28 | ー | 43 |
| ニール・オーバーライトナー Neil Oberleitner | 26 | 420 | 84 |
| ※2025年11月24日付け、名前リンク先=ATP選手紹介、★=前回メンバー | |||
主な選手紹介
フィリップ・ミソリッチ
オーストリアシングルスNO.1のランキング保持者で若きエース。2022年5月のザグレブでチャレンジャー初優勝。2025年にはプラハ、ポズナンを制覇するなど、チャレンジャー優勝回数は4度。ITF6度を含め10度の優勝、すべてがクレーコート。グランドスラムの最高成績も2025年全仏オープンの3回戦と、クレーを得意とする。2025年全仏オープンでは予選を勝ち抜き2回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)に4時間14分の激闘の末、勝利。続く3回戦ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。
▶代表戦績
2022年9月のパキスタン戦で代表デビューしてムザミル・ムルタザにストレート勝利。通算成績はシングルス2勝1敗。2025年のファイナル準々決勝ではイタリアのフラビオ・コボッリに1-6,3-6で敗れた。
180cm75kg、右利き両手バック、24歳。
▶ITF公式YouTubeより ミソリッチのコボッリ戦
ユリイ・ロディオノフ
チャレンジャー優勝8度の実力者。2018年6月のアルマティで初優勝後、2020、21年に2勝ずつ、2025年も8月のボンを制している。グランドスラムは全仏オープンに2度出場。最高成績は2020年の2回戦進出で、予選を勝ち抜きグランドスラムデビューとなった1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス)をフルセットで下した。
▶代表戦績
2019年2月のチリ戦で代表デビュー。2020年までシングルス3連敗したが、2021年ドイツ戦でドミニク・ケプファーから代表初勝利。2025年は予選1回戦のフィンランド戦で1勝、2回戦のハンガリー戦では世界53位のファービアーン・マロジャーン、同63位のマートン・フチョビッチに連勝。当時160位ながら立て続けに番狂わせを演じ、同国予選突破の立役者となった。代表戦4連勝中だったが、ファイナル準々決勝ではイタリアのマッティオ・ベレッティーニに3-6,6-7で敗れた。通算成績はシングルス7勝6敗。
191cm83kg、左利き両手バック、26歳。
▶ITF公式YouTubeより ロディオノフのフチョビッチ戦
ルーカス・ノイマイヤー
ITFのタイトルを5個獲得し、2021年7月のATP250キッツビューエルでは予選を勝ち抜き18歳ながらツアーデビュー。ティエムの後継者として期待されているが、チャレンジャーでは6度決勝進出しながら、すべて準優勝と、やや戦績に恵まれていない。キャリアハイは2025年8月25日付けの157位。
▶代表戦績
2024年9月のトルコ戦で代表デビューし、ジェム・イルケルから初勝利を挙げた。2025年も予選1回戦フィンランド戦、予選2回戦ハンガリー戦と立て続けに招集され、マートン・フチョビッチをファイナルタイブレーク9-7で破るなど活躍。通算成績はシングルス3勝1敗。
183cm70kg、右利き両手バック、23歳
▶ITF公式YouTubeより ノイマイヤーのフチョビッチ戦
ルーカス・ミードラー
ダブルス世界ランク23位。2021年ATP250キッツビューエルで初優勝。それを含めてATP250で7度、ATP500で3度の計10度のツアー優勝を誇る。2024年までそのタイトルはすべて代表でもパートナーを組むエアラーとのコンビによるもの。2025年以降のツアーでは、新パートナーのフランシスコ・カブラル(ポルトガル)と組んでいる。
▶代表戦績
2022年3月の韓国戦のダブルスで、エアラーと組み代表デビュー。初戦は敗れたが、その後は同じコンビで6連勝。直近の2025年9月のハンガリー戦はファービアーン・マロジャーン&ジョンボル・ピロシュのランキング下位ペアに6-7,6-7で敗れた。通算成績はシングルス1勝0敗、ダブルス6勝2敗。
183cm78kg、右利き片手バック、29歳
アレクサンダー・エアラー
ダブルス世界ランク43位。キャリアハイは2023年5月8日付けの32位。ATP250で6度、ATP500で3度の計9度のツアー優勝。うち7度がミードラーとのコンビでの栄冠。2025年10月にはATP250ストックホルムを、ロバート・ギャロウェイ(アメリカ)と組んで優勝している。
▶代表戦績
2022年3月の韓国戦で、エアラーと組み代表デビュー。通算成績はダブルス6勝2敗。ミードラーとともに、同国ダブルス代表として、確固たる地位を築いている。
193cm83kg、右利き両手バック、28歳
▶ITF公式YouTubeより ミードラー&エアラー組のハンガリー戦
日本突破のカギは?
オーストリア不動のコンビ、ミードラー&エアラー組のデビスカップ戦績は過去6勝2敗と、日本とってはイギリス、ドイツ戦に続いてのダブルス強豪国との対戦となる。
日本ダブルスの柱、柚木は、メンバー入りの可能性があるオーストリア勢が絡んだペアと
過去4度対戦(オーバーライトナー2度、ミードラーとロディオノフ1度ずつ)。
柚木組がいずれも敗れている。
特にミードラーは、2025年全豪オープン1回戦で渡邉聖太と組み6-1,3-6,4-6で敗れ、グランドスラム1勝を逃すことになった相手。
柚木は綿貫と組んだ過去のデビスカップ2連敗中でもある。
ここでなんとか雪辱したい。
シングルスで3勝を
ダブルスとは違って、シングルス勢の相性はまずまず。
望月はNO.1同士の対決となりそうなミソリッチに1勝0敗。2025年のサムターチャレンジャー準々決勝(ハード)で当たり6-4,4-6,6-4で勝利。
オーストリアのNo.2候補、ロディオノフには2勝1敗と勝ち越し。直近の対戦となる全米オープン予選1回戦では6-2,4-6,6-2で勝利している。
坂本はミソリッチに0勝1敗だが、ロディオノフには2勝1敗と勝ち越している。2023年の四日市チャレンジャー1回戦では6-4,6-4。直近対戦の2024年横浜慶應チャレンジャー1回戦では6-2,6-4と、いずれもストレートで勝利。
西岡はシングルス要員として有力なミソリッチ、ロディオノフ、ノイマイヤーとの対戦はないが、オフナーには1勝0敗。
試合形式はシングルス4試合、ダブルス1試合。5試合のうち3勝したチームの勝利(初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合)。
日本はシングルスで3勝したいところだ。






