デ杯「日本対オーストリア」メンバー決定
両国代表 5選手ずつ発表
2026年の男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」予選1回戦
「日本対オーストリア」の代表メンバーが決まった。
1月5日、日本の添田豪キャプテン(41歳)が以下の5選手の招集を発表した。
| 日本代表 | 年齢 | シングルス ランク | ダブルス ランク |
| ★望月 慎太郎 Shintaro Mochizuki | 22 | 108 | 483 |
| ★西岡 良仁 Yoshihito Nishioka | 30 | 131 | ー |
| 錦織 圭 Kei Nishikori | 36 | 289 | ー |
| ★綿貫 陽介 Yosuke Watanuki | 27 | 166 | 892 |
| ★柚木 武 Takeru Yuzuki | 27 | 1425 | 95 |
| ※2026年2月2日付け、名前リンク先=ATP選手紹介、★=前回メンバー | |||
▶「daviscup」インスタグラムより 日本代表
翌日の1月6日には、オーストリアのユルゲン・メルツァー・キャプテン(44歳)が以下の5選手を発表した。
| オーストリア代表 | 年齢 | シングルス ランク | ダブルス ランク |
| ★フィリップ・ミソリッチ Filip Misolic | 24 | 78 | ー |
| セバスチャン・オフナー Sebastian Ofner | 29 | 135 | 535 |
| ★ユリイ・ロディオノフ Jurij Rodionov | 26 | 170 | 271 |
| ★ルーカス・ミードラー Lucas Miedler | 29 | 1513 | 23 |
| ★アレクサンダー・エアラー Alexander Erler | 28 | ー | 38 |
| ※2026年2月2日付け、名前リンク先=ATP選手紹介、★=前回メンバー | |||
▶「oetvofficial」インスタグラムより オーストリア代表
ホーム開催権を得た日本は2月6日(金)、8日(土)の両日、東京・有明コロシアムで、オーストリアを迎え撃つ。
対戦カードも発表
5日にドロー抽選式が行われ、対戦予定は以下のように決まった。
故障を抱える西岡、錦織の名前はなく、
綿貫がシングルスとダブルス両方に起用される布陣が発表された。
| 日本対オーストリア ドロー抽選式結果 | ||
| 第1日 | ||
| S2 | 綿貫陽介 | S・オフナー |
| S1 | 望月慎太郎 | J・ロディオノフ |
| 第2日 | ||
| D | 綿貫&柚木 | ミードラー&エアラー |
| S1 | 望月慎太郎 | S・オフナー |
| S2 | 綿貫陽介 | J・ロディオノフ |
望月はロディオノフと過去2勝1敗。オフナーとは対戦経験なし。
綿貫はロディオノフと過去1勝0敗。2023年1月キャンベラ国際2回戦で対戦し、6-4,5-7,7-6(6)。オフナーとは対戦経験なし。
大会概要
デビスカップ予選1回戦「Davis Cup Qualifier 1st Round」「日本 / オーストリア」
開催日時 場所
2月6日(金)14時00分~ 開会式、シングルス2試合
2月7日(土)13時00分~ ダブルス1試合、シングルス2試合(打ち切りの可能性あり)
東京有明コロシアム
日本の注目は錦織圭
日本代表の注目は、現在230位台までランキングを落としている、錦織圭だろう。
2008年に初めて代表入りし、出場13回。シングルス19勝4敗、ダブルス3勝0敗と無類の強さを発揮している。
とはいえ、近年で見ると、2016年9月のウクライナ戦を最後に、ケガや個人ツアーへの集中などが理由で、参加を見送ってきた。
2020年3月のエクアドル戦で代表復帰したが出場せず。
2024年9月のコロンビア戦で8年ぶりに出場しシングルスで1勝。
昨年2月のイギリス戦ではシングルス1勝1敗。
同年9月のドイツ戦でも招集されたものの、直前で背中の故障を理由に欠場している。
昨年11月、横浜慶應チャレンジャーで3カ月ぶりに実戦復帰。早々と2026年シーズンに向かっている。
とはいえ昨年は右肩、背中、腰痛など、度重なる故障に悩まされた。
どこまで代表戦に注力できるか。
12月には宮崎での強化合宿に3日間参加。旧知の仲、添田監督とのコミュニケーションは図られており、大きな心配はないと言えるだろう。
それでも大事な全豪オープン(1月12日~2月1日)には予選から出場せねばらなない。
順調に勝ち上がり、体を酷使した直後の出場となれば、回復具合が懸念されることになる。
抽選式の結果、欠場が決まったが、ルール上、第2日のオーダー変更は直前まで可能
オーストリアの注目はオフナー
一方のオーストリアの注目はセバスチャン・オフナー。
キャリアハイ37位で実績十分の29歳は、右手首と両かかとの故障からの復帰過程にあり、代表入りは厳しいかと思われていたが、名を連ねた。
2026年初戦はキャンベラ国際1回戦でドゥシャン・ラヨビッチ(31歳=セルビア)に3-6,2-6で敗れたが、
2カ月半ぶりに実戦復帰を果たしている。
代表歴は1勝3敗、2024年2月アイルランド戦以来の復帰。
ツアーでの日本勢との対戦は対錦織1勝0敗、対西岡0勝1敗。
万全な状態で臨まれれば、日本にとっては、かなりの難敵となる。
メルツァー・キャプテンは「これは予備的な指名。まだ今年は試合が行われていないので、全豪オープンを待って最終決定する」と語っており、
ギリギリまでメンバー変更を検討する可能性を示唆している。
オーストリア代表選手紹介
フィリップ・ミソリッチ
オーストリアシングルスNO.1のランキング保持者で若きエース。2022年5月のザグレブでチャレンジャー初優勝。2025年にはプラハ、ポズナンを制覇するなど、チャレンジャー優勝回数は4度。ITF6度を含め10度の優勝、すべてがクレーコート。グランドスラムの最高成績も2025年全仏オープンの3回戦と、クレーを得意とする。2025年全仏オープンでは予選を勝ち抜き2回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)に4時間14分の激闘の末、勝利。続く3回戦ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。
▶代表戦績
2022年9月のパキスタン戦で代表デビューしてムザミル・ムルタザにストレート勝利。通算成績はシングルス2勝1敗。2025年のファイナル準々決勝ではイタリアのフラビオ・コボッリに1-6,3-6で敗れた。
180cm75kg、右利き両手バック、24歳。
▶ITF公式YouTubeより ミソリッチのコボッリ戦
セバスチャン・オフナー
チャレンジャー優勝4度、準優勝9度。ATPツアーは2025年までで50勝(66敗)達成。ツアー優勝こそないが、大舞台のグランドスラムに強い。予選3試合を勝ち上がり初出場となった2017年のウィンブルドンでは、当時世界18位のジャック・ソック(アメリカ)を破るなど、いきなり3回戦に進出。2023年の全仏オープンではファビオ・フォニーニ(イタリア)を5セットで倒すなどして4回戦進出。2025年のウィンブルドンでも2回戦で当時世界13位のトミー・ポール(アメリカ)を破っている。
▶代表戦績
2018年4月のロシア戦で代表デビュー。ダニエル・メドベージェフにストレートで敗れた。その後も勝利に恵まれなかったが、2024年アイルランド戦でオスガー・オホイシン相手に代表初勝利を挙げた。通算成績はシングルス1勝3敗。
191cm81kg、右利き両手バック、29歳。
▶Tennis TV YouTubeより オフナーの2024年錦織戦
ユリイ・ロディオノフ
チャレンジャー優勝8度の実力者。2018年6月のアルマティで初優勝後、2020、21年に2勝ずつ、2025年も8月のボンを制している。グランドスラムは全仏オープンに2度出場。最高成績は2020年の2回戦進出で、予選を勝ち抜きグランドスラムデビューとなった1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス)をフルセットで下した。
▶代表戦績
2019年2月のチリ戦で代表デビュー。2020年までシングルス3連敗したが、2021年ドイツ戦でドミニク・ケプファーから代表初勝利。2025年は予選1回戦のフィンランド戦で1勝、2回戦のハンガリー戦では世界53位のファービアーン・マロジャーン、同63位のマートン・フチョビッチに連勝。当時160位ながら立て続けに番狂わせを演じ、同国予選突破の立役者となった。代表戦4連勝中だったが、ファイナル準々決勝ではイタリアのマッティオ・ベレッティーニに3-6,6-7で敗れた。通算成績はシングルス7勝6敗。
191cm83kg、左利き両手バック、26歳。
▶ITF公式YouTubeより ロディオノフのフチョビッチ戦
ルーカス・ミードラー
ダブルス世界ランク23位。2021年ATP250キッツビューエルで初優勝。それを含めてATP250で7度、ATP500で3度の計10度のツアー優勝を誇る。2024年までそのタイトルはすべて代表でもパートナーを組むエアラーとのコンビによるもの。2025年以降のツアーでは、新パートナーのフランシスコ・カブラル(ポルトガル)と組んでいる。
▶代表戦績
2022年3月の韓国戦のダブルスで、エアラーと組み代表デビュー。初戦は敗れたが、その後は同じコンビで6連勝。直近の2025年9月のハンガリー戦はファービアーン・マロジャーン&ジョンボル・ピロシュのランキング下位ペアに6-7,6-7で敗れた。通算成績はシングルス1勝0敗、ダブルス6勝2敗。
183cm78kg、右利き片手バック、29歳
アレクサンダー・エアラー
ダブルス世界ランク43位。キャリアハイは2023年5月8日付けの32位。ATP250で6度、ATP500で3度の計9度のツアー優勝。うち7度がミードラーとのコンビでの栄冠。2025年10月にはATP250ストックホルムを、ロバート・ギャロウェイ(アメリカ)と組んで優勝している。
▶代表戦績
2022年3月の韓国戦で、エアラーと組み代表デビュー。通算成績はダブルス6勝2敗。ミードラーとともに、同国ダブルス代表として、確固たる地位を築いている。
193cm83kg、右利き両手バック、28歳
▶ITF公式YouTubeより ミードラー&エアラー組のハンガリー戦
日本の望月には好相性
日本のシングルスは望月が軸になるだろう。
ロディオノフに2勝1敗と相性はいい。
オーストリアはのシングルスはオフナーとロディオノフ。
不動のダブルスコンビ、ミードラー&エアラー組のデビスカップ戦績は過去6勝2敗。
デビスカップ2連敗中の綿貫&柚木組に、なんとか食らいついてもらいたい。
試合形式はシングルス4試合、ダブルス1試合。5試合のうち3勝したチームの勝利(初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合)。
この試合の勝利国は9月に開催予定の予選2回戦でベルギーとブルガリアの勝利国と対戦。そこを突破すれば、11月にイタリアで開催予定のファイナルズに進出できる。






