デビスカップ 対日本のイギリス新メンバー

イギリスは1月7日にデビスカップの代表選手を発表していたが、同26日に一部メンバーを変更した。当初出場予定だった世界ランク52位のキャメロン・ノリーが欠場。すでに欠場を表明していたジャック・トレイバーとともに、同国ランク上位の2選手を欠くメンバーとなった。日本もダニエル太郎に代わって内山靖崇に。(24日発表)
代わりに同180位のヤン・チョインスキと、ダブルス世界ランク40位のジョー・ソールズベリーが登録された。1月31日、2月1日の両日、ブルボンビーンズドームで、そのイギリスと対戦する日本にとって、両選手は脅威となりうるのか、2人の経歴をピックアップした。
日本とイギリス 出場予定メンバー
日 本 | イギリス | |||||
選手名 | ランク | 年齢 | 選手名 | ランク | 年齢 | ひとこと |
西岡良仁 | 65位 | 29歳 | ジェイコブ ・ファーンリー | 92位 | 23歳 | 全豪オープン初戦でキリオスを倒す |
内山靖崇 | 149位 | 32歳 | ビリー ・ハリス | 127位 | 27歳 | 全豪予選1回戦で清水悠太にフルセット勝利 |
錦織 圭 | 76位 | 35歳 | ヤン・ チョインスキ | 180位 | 28歳 | チャレンジャー3度優勝、ランク最高位126位 |
綿貫陽介 | 346位 | 26歳 | ニール ・スクプスキ | 複 18位 | 35歳 | 2023年のウインブルドン複覇者、同年複世界1位 |
柚木 武 | 複 144位 | 26歳 | ジョー・ ソールズベリー | 複 40位 | 32歳 | 元複世界1位、2020年全豪、21年から全米3連覇 |
添田 豪 | 40歳 | レオン・スミス |
ヤン・チョインスキとは?
1996年6月10日、ドイツ生まれのポーランド系イギリス人、28歳、身長196㌢、88㌔、右利き、両手バック、キャリアハイは126位(2023年8月21日)。先の全豪オープンでは予選1回戦で敗れた。グランドスラムは過去2度出場しており、2023年ウインブルドンでは2回戦進出。2024年全米オープンではフルセットの末、1回戦敗退。2024年予選決勝ファイナルセットのタイブレークは、15分間にも及ぶ激闘。12-10という劇的なスコアで本戦切符をつかんだ。
▶全米オープン公式さまの動画より 2024年予選決勝ファイナル タイブレーク
▶全米オープン公式さまの動画より 2024年1回戦ダイジェスト
昨年4月のポルトガルEstorilのチャレンジャーでは、2025年全豪オープン1回戦でルブレフを倒して大きな話題となった18歳ジョアン・フォンセカに6-2、6-7、6-4で勝利している。
主な日本人との対戦は、いずれもチャレンジャー大会。2024年1月に香港Bank of China Hong Kongでダニエル太郎と対戦し、4-6、6-3、4-6で敗戦。同年3月にはドイツHamburgで内山靖崇と対戦し4-6、6-7で敗戦。
2023年8月の全米オープン予選1回戦では島袋将と当たり、3-6、3-6で敗れている。日本人選手相手に3連敗中だが、196センチの身長から繰り出される200キロ台のサービスは、かなりの破壊力だ。
普通に考えればヤン・チョインスキは3番手のシングルス要員と見られる。だが、日本にとって、よりやっかいなのは、ジョー・ソールズベリーの追加招集だろう。もう1人のダブルス要員ニール・スクプスキと、今シーズン2025年からツアーでも新たにコンビを組む。グランドスラム覇者&元世界1位コンビだ。
ジョー・ソールズベリーとは?
1992年4月20日、イギリス生まれ、32歳。身長191㌢、83㌔、右利き、片手バック、キャリアハイはダブルス1位(2022年4月4日)。アメリカのベテランダブルスプレーヤー、ラジーブ・ラム(40歳)とのコンビで、数々の栄光を手にしてきた。
2020年の全豪オープン複覇者、2021年から23年まで全米オープン3連覇はオープン化以降初の快挙だった。2022、2023年のツアーファイナルズも連覇と、正真正銘の元世界王者である。
▶全米オープン公式さまの動画より 2023年準決勝ダイジェスト
▶全米オープン公式さまの動画より 2023年決勝ダイジェスト
ただ2024年の成績は下降線をたどり、昨年末でラムとのコンビを解消。今季から同じイギリスのスクプスキと組むことになった。コンビ2戦目となった先の全豪オープンは2回戦で敗れた。スクプスキとのコンビでは、過去デビスカップで2021年、2022年と4戦出場し、2勝2敗。しかしツアーでも戦っていくとなれば、話は変わってくる。今回、日本戦に臨むことになるだろう新コンビにかける思いは、かなり強そうだ。
26歳コンビ対30代元世界1位コンビ?
ソールズベリー&スクプスキ組対柚木武&綿貫陽介組との対戦となるのか。もしそうなれば、この元世界1位コンビの2人の老獪さに、どこまで日本屈指のサーブと若さで食らいつけるのか。
長年の日本の課題となってきたダブルス強化。団体戦を勝ち抜いていくうえで、避けては通れない難題解決の糸口を見いだせるか。その試金石となる1戦と言えそうだ。

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