伊藤あおい ウィンブルドン本戦出場決定

待機から繰り上がり
世界ランク109位、伊藤あおい(21歳)のウィンブルドン本戦出場が決まった。本選出場予定者の1人、A・カリニナ(28歳=ウクライナ)の欠場が6月16日に発表された。
これにより、待機1番目につけていた伊藤の繰り上がりが決まった。
初のグランドスラムデビューにもなる。
ウィンブルドンのシングルス本戦ドロー枠は128人。ランキング上位者99人と故障者救済のスペシャルランキングで5人の、計104人のダイレクトインが、すでに決まっていた。出場可否を決める5月19日付世界ランクで100位だった伊藤は、本戦インまでたった1枠、及んでいなかった。
残りの予選通過者(16人)とワイルドカード(8人)の枠での出場を目指す予定だったが、今回の繰り上がりで、その必要はなくなった。

最も出たかったイチゴの大会
今シーズン始め、グランドスラムの中で最も出たい大会を聞かれた伊藤は「ウィンブルドン」と答えている。(「ダンロップラケットスポーツ公式」YouTubeより)
その理由は「イチゴが食べたくて」とは、何とも伊藤らしいが。
その夢が、意外な形で、かなった格好だ。

ちなみにウィンブルドン開催時のイギリスはイチゴが旬。生クリームをかけた「ストロベリー&クリーム」を食べるのが、1877年の第1回大会から続く伝統だ。
芝の適性は?
伊藤はグランドスラム予選に今年の全豪、全仏オープンと2度出場しているが、いずれも予選1回戦で敗退。グランドスラムでの勝利は予選を含めてない。W1000では3度本戦に進んだが、いずれも初戦敗退。
グランドスラム1勝とW1000以上の1勝の両方を、テニス選手の憧れの聖地で目指すことになる。
ITFの記録を見ると、芝での戦いが3大会あるが、いずれも日本のオムニコートを「グラス」扱いしたもの。少なくとも公式戦では芝は初めてのサーフェスだ。
スライス系のデュースサイドのワイドサーブと、フォアスラ、バックのフラット系強打が持ち味な伊藤。フットワークは心配だが、ボレーも上手いだけに、滑って球足の速いコートが有利に働く要素は少なからずある。
「1勝したら奇跡です」とまで言ったクレーコートでは現在3連敗で、自身の勝利自体も4月25日の安藤証券オープン準々決勝以来、遠ざかっている。
調整期間も1週間増えた。
憧れの「ウィンブルドン本戦」で思う存分、グランドスラム1勝を目指してもらいたい。






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