園部八奏アグレッシブに決勝進出


サービス苦しむも
日本女子テニス界期待の新星、世界ランク448位の園部八奏(17歳)が見事決勝進出を果たした。4月26日、安藤証券オープン準決勝に臨み、世界140位のT・ギブソン(20歳=オーストラリア)を試合時間1時間47分、7-5,6-4で下した。
準々決勝同様、ファーストサービスの入りに苦しんだ。
第1セット59.0%、第2セット58.6%。マッチ通算58.8%。
対して相手のギブソンは第1セット72.3%、第2セット69.4%。マッチ通算71.1%と、どう見ても勝者の数字だったが、勝ったのは園部だった。
勝因は間違いなく、試合を通じて失われることはなかった、園部のアグレッシブさだ。
第1セット自らは2ブレークを許したが、逆に3ゲームをブレーク。
第2セットはサービスゲーム5ゲーム中3ブレークを許したが、
相手の5ゲーム中4ゲームをブレークした。
ウイナー数23本 フォアで14本
サービスの調子がイマイチとなっても、
第2の代名詞、フォアの宝刀を繰り出せるところが、園部のもう一つの魅力だ。
第1セットのウイナー数13本のうち、フォアのストロークウイナーは7本。
第2セットはウイナー数10本のうち、フォアのストロークウイナーは7本。
サーブを含めても、自らのノータッチウイナーの61%をフォアの強打で奪い取っていた。
第1S 両者のウイナー数と内容 | |||
園部 | ギブソン | ||
サービスエース | 3 | サービスエース | 3 |
フォアウイナー | 7 | フォアウイナー | 2 |
バックウイナー | 3 | バックウイナー | 2 |
ネット | 0 | ネット | 2 |
計 | 13 | 計 | 9 |
第2S 両者のウイナー数と内容 | |||
サービスエース | 1 | サービスエース | 0 |
フォアウイナー | 7 | フォアウイナー | 1 |
バックウイナー | 1 | バックウイナー | 3 |
ネット | 1 | ネット | 2 |
計 | 10 | 計 | 6 |
リターンゲームで炸裂
本人は試合後のオンコートインタビューで
「セカンドセット苦しい場面でもサービスゲームを強気にいけた」と話していたが、リターンゲームでも、その積極性は目立っていた。
第1セット10本のストロークウイナーのうち7本がリターンゲームで奪ったもの。
内訳はフォア5本、バック2本。
第2セット8本のストロークウイナーのうち6本がリターンゲームで奪ったもの。
内訳はフォア4本、バック1本。
マッチ18本のストロークウイナーのうち13本をリターンゲームで奪った。
相手のメンタル崩した
これだけ思い切って攻められては、ファーストサービス確率70%超えの相手もたまったものではない。
ギブソンは、園部の強烈なフォアのダウンザラインが特に脳裏から焼き付いて離れなかったはずだ。
サウスポーからポールの外側から巻き込むようにして入ってくる。まさに園部が理想とする選手、ペトラ・クビトワ(チェコ)を彷彿とさせる、園部のシグネチャーショットだ。
第2セット、サービングフォーザマッチの第9ゲーム、園部が落とし事実上イーブンに追いついたが、ギブソンは次のサービスゲームをキープする自信を失っているように見えた。
最終第10ゲーム、8本ファーストサーブを打ち、インは3本だけ。40-15からダブルファーストを打ってダブルフォルトしたのは、園部の強烈なフォアを恐れていた紛れもない証拠だろう。デュースでもダブルフォルトし、相手にマッチポイントを握られて、最後は自らミス。
逆に園部はこのゲーム、フォアのストレートウイナー2本を決めた。
アグレッシブさの差は明白だった。
さあ柴原瑛菜と決勝
決勝の相手は伊藤あおいを破った柴原瑛菜と対戦する。
初の顔合わせで、自分と同じサービス力のある、パワーヒッターとの戦いだ。
「(伊藤と柴原)どちらが勝っても知っている日本選手。やることを決めていって戦うしかない」。
ビリー・ジーン・キング合宿で多くのことを学んだ先輩を相手に、アグレッシブさを武器に文字通り、真っ向からぶつかっていく。
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