坂本怜 ダニエル太郎に快勝8強

ストレートも1時間42分
世界ランク184位で大会第6シードの坂本怜(19歳)が2月4日、チャレンジャーのブリスベン国際2回戦に臨み、世界ランク400位のダニエル太郎(33歳)と初対戦。7-6(5),6-2のスコアで勝利した。
タイブレークにもつれ込んだ第1セットは1時間5分の熱戦。ストレートセットながら試合時間は1時間42分を要す、好勝負だった。
第1セットはオールキープ
第1セットはオールキープ。
デュースこそあれ、両者ともブレークポイントを1度も与えない引き締まった展開だった。
勝敗の分岐点となったのはタイブレーク。坂本4-1リード、ダニエル太郎のサーブというポイントだった。バックのロングラリーからきっちり展開を作り、フォアのダウンザラインで前に出て、16本目をバックボレーでウイナー。
この2度目のミニブレークで5-1と引き離した。その後は5-6まで迫られたが、逃げ切った。
1本の強烈なアプローチで前に出るというよりも、2本3本とコースを突く。
組み立てて、相手を完全に崩してから前に出るシーンが目立った。

第2セットも落ちることなく
両者とも非常に集中力の高い状態のまま第1セットを終えた。第2セット序盤、ダニエル太郎は気落ちもあってか、わずかながらペースダウン。
大事なシーンのセカンドサーブでフットフォルトを取られたり、線審のアウトのコールの後、見送ったベースライン付近のボールをオーバーコールでインにされる不運などもあった。
坂本は、これを見逃さず第1、第3ゲームを連続ブレーク。
イッキに勝利へと突き進んだ。
特に第2セットは、各ゲームの終盤の勝負どころで、サービスエースを連発。
エースの数は14本(ダニエルは9本)、ウイナーの数は38本(ダニエルは15本)といずれも相手を上回った。
各セットごとのサービススタッツを見ても
ファーストサービスイン確率は75%超え、ポイントウォンは80%超えの安定感だった。
| 第1S 両者のサービススタッツ DF=ダブルフォルト、PW=ポイントウォン | ||
| 坂本 | ダニエル | |
| 7 | エース | 6 |
| 1 | DF | 1 |
| 77%(30/39) | 1stイン | 67%(33/49) |
| 80%(24/30) | 1stPW | 76%(25/33) |
| 67%(6/9) | 2ndPW | 50%(8/16) |
| 第2S 両者のサービススタッツ | ||
| 坂本 | ダニエル | |
| 7 | エース | 3 |
| 0 | DF | 0 |
| 78%(18/23) | 1stイン | 73%(19/26) |
| 83%(15/18) | 1stPW | 63%(12/19) |
| 40%(2/5) | 2ndPW | 14%(1/7) |
| マッチ通算 両者のサービススタッツ | ||
| 坂本 | ダニエル | |
| 14 | エース | 9 |
| 1 | DF | 1 |
| 77%(48/62) | 1stイン | 69%(52/75) |
| 81%(39/48) | 1stPW | 71%(37/52) |
| 57%(8/14) | 2ndPW | 39%(9/23) |
日本対決8連勝
これで坂本の日本選手対決は8連勝。
2024年11月、横浜慶應チャレンジャー準々決勝で清水悠太に敗れたのを最後に、負け知らずだ。
通算8勝2敗。フルセットの激戦が多く、フルセット勝率は5勝1敗と大きく勝ち越し。
坂本が先輩を相手に意地を見せている。
| 坂本の過去の対日本選手成績=選手名の後ろは当時の世界ランク、チャレンジャー以上 | ||||
| 2026年2月 ブリスベン国際チャレンジャー | ||||
| 2回戦 | ⚪️ | ダニエル太郎 | 400 | 7-6(5),6-2 |
| 2025年11月 横浜慶應チャレンジャー | ||||
| 決勝 | ⚪️ | 内田海智 | 288 | 4-6,7-6(4),6-4 |
| 準決勝 | ⚪️ | サンティラン晶 | 348 | 3-6,6-1,6-3 |
| 準々決勝 | ⚪️ | 内山靖崇 | 330 | 3-6,6-3,6-4 |
| 2025年7月 ウィニペグチャレンジャー | ||||
| 1回戦 | ⚪️ | 中川直樹 | 336 | 7-6(4),2-6,6-3 |
| 2024年11月 四日市チャレンジャー | ||||
| 準決勝 | ⚪️ | 望月慎太郎 | 248 | 6-2,4-6,6-4 |
| 準々決勝 | ⚪️ | 内田海智 | 366 | 6-4,7-6(3) |
| 2回戦 | ⚪️ | 中川直樹 | 384 | 7-6(9),6-3 |
| 2024年11月 横浜慶應チャレンジャー | ||||
| 準々決勝 | ⚫️ | 清水悠太 | 217 | 3-6,7-6(4),6-7(3) |
| 2023年11月 神戸チャレンジャー | ||||
| 予選1回戦 | ⚫️ | 内山靖崇 | 301 | 1-6,2-6 |
次戦はスクールケイト
次戦の準々決勝は世界114位で第2シードのトリスタン・スクールケイト(24歳=オーストラリア)とぶつかる。
過去1勝1敗。
2025年4月の光州チャレンジャー1回戦では、6-7(4),5-7で敗れたが、同年7月のケーリーチャレンジャー準々決勝では7-6(2),6-4でリベンジしている。
第1シードを撃破した、この勝利で坂本は勢いに乗り、そのまま優勝。自身2度目のチャレンジャー制覇を成し遂げている。
手の内を知り尽くした者同士、3度目の戦いはどうなるのか。
坂本としては、上位進出を狙うのはもちろん、自らの成長度合いを確認するうえでも、大事な一戦になりそうだ。
まだ始まったばかりだが、男子20歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」レースでも2位に浮上。1位は、全豪オープン1回戦で互いにグランドスラム初勝利を目指し、結果坂本が敗れたラファエル・ホダル(19歳=スペイン)。




