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伊藤あおいの試合予定と結果は

やった坂本怜 ツアー初勝利はマスターズ

坂本マイアミ1回戦表紙のイメージ画像
tennis udon
坂本マイアミ1回戦スコア
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坂本怜がうれしいツアー初勝利を挙げた。

しかもグランドスラムに次ぐグレード、ATP1000(マスターズ)大会で成し遂げるというビッグな1勝だ。

世界ランク164位、ワイルドカードで出場した坂本怜(19歳)は3月20日、マイアミ・オープン1回戦に臨み、世界92位のアレクサンダー・コバチェビッチ(27歳=アメリカ)と対戦。2度の雨中断を挟みながら2時間59分、6-4,3-6,7-6(7)のスコアで勝利した。

第1セットは坂本が完璧な試合運びを見せた。

ブレークポイントすら与えない。

フォアのアンフォーストエラー0本。

自らのサービスゲーム5ゲームで、わずか3ポイントしか失わず。

1ブレーク、6-4でセットをモノにする。

第2セットは逆にコバチェビッチのサーブが冴え渡る。

こちらもブレークポイントすら与えない。

ファーストイン19度中、全19ポイント奪取。

自らのサービスゲーム5ゲームで、わずか2ポイントしか失わなかった。

互いにサービス力が圧倒的な両者。しかもかなりの高速サーフェス。

サービスの出来が、そのままセット奪取に直結する展開となった。

1ブレークを許した坂本は、3-6でセットオールに追いつかれた。

各セット両者のファーストサービス時ポイント獲得率
坂本怜コバチェビッチ
88% (15/17)第1S79%(15/19)
77% (10/13)第2S100% (19/19)
86% (19/22)第3S71%(22/31)
85% (44/52)マッチ81% (56/69)

各セット両者のサービスイン確率
坂本怜コバチェビッチ
74% (17/23)第1S76%(19/25)
68% (13/19)第2S86% (19/22)
61% (22/36)第3S76% (31/41)
67% (52/78)マッチ78% (69/88)
坂本マイアミ1回戦サービスキープ図

そして迎えたファイナルセット。互いにオールキープで譲らずタイブレークに突入。

ここも10分を超える激しい攻防だった。

コバチェビッチの素晴らしい粘りのストローク、ネット前で勝負に出る姿勢に苦しみながらも、坂本は我慢に我慢を重ねた。

最後は坂本5度目のマッチポイントで決着。

8-7リードで自信のあるファーストサーブを、相手ボディーにぶち込んでケリを付けた。

6-4リードから2本返されて6-6の苦しい場面でも、セカンドサーブを相手ボディー正面へ打ち込んでいた。

自身のサービス、まさかの2連続ボディーという「勝負手」。

決め抜くところが、強心臓の坂本らしかった。

その瞬間、スタンドで見守ったフェデリコ・リッチ コーチら陣営に向かって高らかに吠え、笑顔を見せた。

会心の「侍ポーズ」もマイアミのファンに気持ちよく披露した。

エースの数は坂本19本、コバチェビッチ21本。

トータルポイントは坂本から見て「84」対「82」の大接戦だったが、

最後は坂本の勝利への執念が上回った。

第1セット早々と、ファイナルセット終盤の雨中断は、2度とも坂本のサービスゲームだったが動じず、きっちりとキープする「大人」の集中力も光った。

その落ち着きぶりはツアー初勝利がかかったタイブレークでも変わらなかった。

今回がツアー本戦5度目の挑戦となったが、ついに待望の初白星を手にした。

ATP1000予選は過去4度挑戦し、うち2度で予選を突破して本戦出場。しかしながら、2025年3月のマイアミ・オープン、同年10月の上海マスターズとも1回戦で敗れていた。

2026年初戦となったATP250の香港オープンは「Next Gen ATP プログラム」使って本戦出場したが、1回戦敗退。

予選を突破したグランドスラムの全豪オープンでは、1回戦でラファエル・ホダル(19歳=スペイン)とフルセットの死闘の末、惜しくも初勝利を逃していた。

坂本怜ATPツアー本戦成績 
2025年3月20日 ATP1000マイアミ・オープン
回戦対戦相手Rスコア
1回戦⚫️A・ミュラー414-6,4-6
2025年10月2日 ATP1000上海マスターズ
1回戦⚫️M・アルナルディ716-7(3),4-6
2026年1月6日 ATP250香港オープン
1回戦⚫️L・ソネゴ392-6,6-7(4)
2026年1月20日 グランドスラム全豪オープン
1回戦⚫️R・ホダル1506-7(8),1-6,7-5,6-4,6-3
2026年3月20日 ATP1000マイアミ・オープン
1回戦⚪️A・コバチェビッチ926-4,3-6,7-6(7)

5度目の正直で、ついにつかんだツアー初勝利。しかもそれは

錦織圭、西岡良仁も、成し遂げられなかった10代マスターズ1000での1勝となった。

17歳でツアー初勝利、18歳でツアー初優勝、18歳でグランドスラム初勝利(全米オープン)という点では錦織には及ばないが、故障もあって錦織のATP1000の本戦初勝利は21歳の時。

20歳で初勝利を挙げた西岡良仁をも上回る、年少記録だ。

くしくも錦織、西岡、坂本ともATP1000の初勝利はこのマイアミ・オープン。

次代のエース候補、坂本にとっては、

錦織の勝利から15年後、西岡の勝利から10年後という、運命深い数字も並んだ。

主な日本選手のATP1000初勝利時の年齢
選手名本戦初勝利年齢
坂本 怜2026年3月
マイアミ
19歳8カ月
西岡 良仁2016年3月
マイアミ
20歳5カ月
錦織 圭2011年3月
マイアミ
21歳2カ月
松岡 修造1990年3月
インディアンウェルズ
22歳3カ月

坂本が世界ランク100位以内の選手から挙げた勝利は、これで4勝目(7敗)。

勝負の土壇場までもつれ込んで、キャリアハイ54位の実力者からもぎ取った1勝は、大きな自信となったことだろう。

坂本怜 世界ランク100位以内からの勝利
回戦対戦相手Rスコア
2025年3月19日 ATP1000 マイアミ・オープン
予選2回戦⚪️J・ダックワース957-5,7-6(5)
2025年9月22日 ATP500 木下ジャパン・オープン
予選1回戦⚪️A・ウォルトン776-2,6-4
2025年9月30日 ATP1000 上海マスターズ
予選2回戦⚪️M・マクドナルド996-4,6-3
2026年3月20日 ATP1000 マイアミ・オープン
1回戦⚪️A・コバチェビッチ926-4,3-6,7-6(7)

2回戦の相手は、世界10位で第9シードのダニール・メドベージェフ(30歳)。

坂本にとっては初のトップ10選手との戦い。

いわずと知れたキャリアハイ世界1位の男との初対決だ。

先のインディアンウェルズでは、現世界2位のヤニック・シナー(24歳=イタリア)と初練習し、試合形式では6-4,3-5と互角の戦いを演じた。

今度は本当の実戦で、世界の超トップレベルを感じるチャンス。

ついに手にした、ツアー初勝利という勢いを武器に、日本期待の19歳が、どこまで立ち向かえるのか、注目だ。

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テニスうどん
テニスうどん
駆け出しブロガー
スポーツ紙勤務30年で退職した元野球記者、データコラムニスト
大学時代は関西1部リーグ庭球部所属もボーラー、ベンチコーチの方が多かった
数字でテニスを深堀り!時々ただの観戦記。わかりやすくテニスの魅力が伝わればと
ATP、WTAの公式データを参考にさせていただいています。
WOWOW、U-NEXT、ATP、WTAの配信も利用させていただいています。
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